「音が聞こえる」と「言葉がわかる」は違います

「聞こえる」と「言葉がわかる」の違いを解説するブログのアイキャッチ画像。音は聞こえていても会話が聞き取りにくい高齢者と家族のイラストを用い、語音明瞭度や難聴、補聴器の役割をわかりやすく紹介。帯広・函館のわかば補聴器センターによるブログ。

例えば、

  • テレビの音は聞こえる
  • 呼ばれれば気づく
  • ドアのチャイムも聞こえる

それなのに、

  • 家族との会話が聞き取りにくい
  • 病院の受付で名前を呼ばれても聞き取れない
  • 外食すると会話についていけない

ということはありませんか?

これは難聴の方によく見られる症状の一つです。


「語音明瞭度(ごおんめいりょうど)」とは?

耳鼻科や補聴器店では、「語音明瞭度」という検査を行うことがあります。

語音明瞭度とは、「聞こえた言葉を、どれだけ正しく理解できるか」を表す力のことです。

例えば、「さ」と「た」、「か」と「は」のような似た音を聞き分ける力が低下すると、音は聞こえていても言葉として理解しにくくなります。

そのため、

「声は聞こえるけど、何と言ったかわからない」

という状態が起こります。


音量を上げても聞き取りやすくならない理由

「テレビの音を大きくすれば聞こえる」と思われがちですが、語音明瞭度が低下している場合は、音を大きくするだけでは言葉がはっきり聞き取れるようにはなりません。

例えるなら、ぼやけた文字をそのまま大きく拡大しても、くっきり読めるようにはならないのと同じです。

だからこそ、補聴器は単純に音を大きくするだけでなく、一人ひとりの聞こえ方に合わせた細かな調整が大切になります。