
子どもの聞こえは、言葉の発達やコミュニケーション能力の形成に大きく関わります。
そのため、軽度〜中等度の難聴であっても、早めの対応が大切とされています。
■ 子供用補聴器とは
子供用補聴器は、成長途中の子どもの耳や生活環境に合わせて作られた補聴器です。
主な特徴は次の通りです。
- 耳かけ型が中心(成長に合わせてイヤモールド交換が可能)
- 外れにくい構造
- 音量制限など安全機能がある
- 学校生活に対応したワイヤレス機能(先生の声を聞きやすくする装置など)
子どもは耳の形が成長とともに変わるため、
耳あな型より耳かけ型が一般的です。
■ 軽度・中等度難聴とは
一般的に、平均聴力レベルで次のように分類されます。
| 難聴レベル | 聴力 |
|---|---|
| 軽度難聴 | 約25〜40dB |
| 中等度難聴 | 約40〜70dB |
| 高度難聴 | 約70〜90dB |
| 重度難聴 | 90dB以上 |
軽度・中等度難聴の場合、
まったく聞こえないわけではないため気づきにくいことがあります。
■ 軽中等度難聴児にみられること
次のような様子が見られる場合があります。
- 呼びかけに気づきにくい
- 小さい声が聞き取りづらい
- 集団の中で会話を聞き取りにくい
- 言葉の発達がゆっくり
- 学校で聞き間違いが多い
特に騒がしい環境(教室など)では聞き取りが難しくなることがあります。
■ 補聴器の装用がすすめられる理由
軽・中等度難聴でも補聴器を使うことで
- 言葉の聞き取り改善
- 会話への参加
- 学習環境の改善
- 社会性の発達
などにつながる可能性があります。
■ 子どもの補聴器助成制度
多くの自治体では
軽・中等度難聴児補聴器購入費助成制度があります。
特徴としては
- 身体障害者手帳の対象にならない
- 軽・中等度難聴児を支援
- 補聴器購入費の一部助成
などの内容が多く、
自治体によって助成額や条件が異なります。
■ まずは相談することが大切
- 「聞き返しが多い」
- 「テレビの音が大きい」
- 「学校で聞こえにくそう」
このような様子があれば、
耳鼻科での聴力検査や専門店への相談をおすすめします。
早めに対応することで、
お子さまの聞こえの環境を整えることにつながります。
